テイルズオブエクシリア プレイ感想

諸々ケリが付きましたので,ずいぶん前に書いたプレイ録を上げる.
長かった……本当に長かった……



ちょっと前の話なのだが,テイルズオブエクシリアに(TOX,TOX2ともに)ものすごくのめり込んでました.
今更ながらダラダラ箇条書きキャラ語り.1,2ごちゃ混ぜ.
当たり前だけどプレイしてないとわからないしあまりにダラダラ書いてるんですみません.


<ミラ>
・強くて美しいミラ大好きです… 憧れる.
・序盤の人の機微がわからず使命のことだけしか考えてないミラも好きだし,後半のジュードのことを大事に思っているミラも好き.
・ジュードや仲間と一緒にいたいと思っているけれど,人間と精霊の共存する世界を実現するため(のひとつとして)マクスウェルになることを選択したミラ.
涙を流すミラと,「泣いてなどいない」「この生き方に,誇りを持つよ」と言うミラの在り方は見てて辛いけど格好良かった.
マクスウェルにならずただの人間として,みんなの仲間として生きるという選択肢もあったが,そこを選ばない(選べない)のがミラの強さであり個性でありみんなから憧れられるところなのだとはわかっているが,つらい…でもかっこいい…でもつらい…
・このミラの生き方がまさにTOXで言いたいことの「大人」を表してる.自ら選択し,それに伴って何かを得もするし,責任も自分のものとして引き受ける.
このテーマは凄く気に入ってる.特に今の僕には来るものがあります…


<ジュード>
・最初は,自分で決めたことの結果や責任を考えてない子供でしたね.プレイしている当時はやきもきしていたが,今からすると懐かしい.ジュードにもそんな頃があったね…
・ミラが死んでアルヴィンが襲って来たときに言った言葉,「誰も僕らのやることに責任なんて取ってくれないんだよ!」というのに少しほろりとした.この叫びはTOXの大事なメッセージよね…
・ミラやガイアス,ローエンといった大人に囲まれて急速に成長するジュードをみるのは楽しかった.尊敬できる大人,自分もこうなりたいと思える人を近くで見られるというのが一番成長の近道だよなあ.
・なんだかんだミラに素直に好意をぶつけていく姿は好感が持てた.ル・ロンドへ行く途中の洞穴での台詞,「僕がずっとしてあげるよ…」にはドキドキした.いいぞジュード!がんばれ!って思ってたw バリボーとか揺れるとか,なんだかんだ素直だよねジュード.
・断界殻が破られてエレンピオス軍が侵入して来たとき,あちらにも事情があるのだと気付く速さはジュードのお人好しさが成せるものだと思った.
・ガイアス・ミュゼ戦の前の会話は電波だと不評のようだが,確かにゲームという作品のラストとしてはよろしくなかったと思う.信じてほしいだのと,中身がないし,この作品のテーマを繰り返すものではなかった.
しかし,当人たちからすれば,あの戦闘はガイアスに自分の主張の正しさを訴えるものではなく,ガイアスを説得させるというか信じてもらうためのものだから,ああいう会話になったのだろうと理解してる.



<アルヴィン>
・TOXプレイしてて一番考えてたのはこの人のことだ.2週目でようやくこの人の行動と思考を確認できた.
・アルヴィンの今の本当の気持ちは,お母さんが死んだとき「正直ホッとした」という言葉にあるんじゃないかと思う.
泣いて嫌がるイスラを脅してまで母の治療をさせていたのに,イスラが母の食事に毒を盛っているのを知っても止めにいかなかった.しかしザイラの森の教会で死んだと連絡を受けたときはかなり衝撃を受けて,何のために俺は今までやってきたんだよ的な(うろ覚えだけど)自分の行動を否定することを言いつつも,最後はミラとジュードの前で「ホッとした」と.
この矛盾した言動は,アルヴィンが自身の中で二つの思いに揺れ動いてるからなのだと思う.母さんのためにエレンピオスに帰る,そのためなら何でもやる(やらざるを得ない)という思いと,もうこんな生き方は嫌で解放されたい,という思い.
後者の思いは,本当は昔からあったけどずっとそれを人に言えないどころか自分の中でも閉じ込めておいたんだろう.それを意識したらこんな生活を続けていられなくなるから.けど,ミラやジュードたちの中に居場所が欲しいと心の奥底で思ううちに,閉じ込めてたその思いが強まったんだろう.

・屑だ屑だと言われるけれど,悲惨な状況に置かれて,それに打ちのめされたことは責められるものではない気がする.その結果屑になったのがもし事実だとしても…それを責める資格がある人は多くないだろう.
・とはいえ,イスラはアルヴィンの屑行動の犠牲者だとは思う.アルヴィンがもし自分で母さんの治療はもういい,と言えていたならイスラがあんなに傷つくことはなかったし,あんな結末にもならなかった.それを責めるつもりはないけれど,ユルゲンスはそのこと知らないでコンビ組んでるよね…?そこら辺はユルゲンスが知ったら大丈夫なんだろうかと不安だ.

・しかし,アルヴィンがジルニトラ号の事故に遭わず普通に生きていたとしたら,ジュードのような優しい人に育ったのかもしれないなあと思うとホロリ.お母さん想いの可愛らしい過去とか聞くと,アルヴィンて元々はジュードと似たところがあったのかもしれない.
・ハ・ミルでの襲撃時の台詞「お前が目障りだったんだよ!ずっと!」
序盤でアルヴィンはジュードにお兄さん的な態度で優しくするけれど,内心では自分と同じようにジュードが悲惨な末路になるのを見てやりたい,とか色んなドス黒い気持ちでいっぱいの笑顔だったんだろうな.そして,そういう気持ちが起きたのも,自分と似ていると思ったからだよな.自分の意図と反して事故に巻き込まれたという状況,お人好しな性格.だから,自分は打ちのめされてこんなになったのに,乗り越えて成長するジュードに執着して嫉妬しているんだよなあ,と.
・それと,ジュードと似ている点として,アルヴィンもミラのことかなり慕ってるよね.尊敬できるかっこいい大人だと.だから,ジュードだけミラに引っ張られるように成長していくことも妬ましかったんじゃないかなあと.
・ミラが死んでジュードを襲った後,何と言ってプレザのところにいたんだろう?プレザなら逃げ込ませてくれる,ってわかっていたのか.まあなんにせよ子供みたいな逃避行動なんだよね.最後の最後までアルヴィンのことを思っていたプレザは凄い.
・(プレザは美しい眼鏡お姉さんでこれまた大好きです…口調は冷たいけどなんだかんだ優しい)(TOX2の分史世界でジルとアルヴィンがうまくいってる世界が見たかった…)

・ちなみに.アルヴィンは1周目から鼻眼鏡,もみあげ,三角帽子のフザけた格好させてました.なんか似合うんだよ!ごめんね!(TOX2でも鼻眼鏡にアフロとかさせてます)


<ローエン>
・イケメン老紳士.No.1イケメン.すごく好きです…
・死んだと思っていた婚約者が生きていて,しかもその旦那にあんな紳士な態度取れるとか…凄すぎる.
・今はすっかり執事で紳士だけれど,昔やってきたことをたどるとかなり武闘派なのよね.そこでひとつゲームが作れそうなくらいだ.
・最後,ガイアスとミュゼ戦に行くときの理由が好きだった.ジュードとミラの行く先を見届けたいのではなく,引っ張って行きたい,と.爺だけど年齢を理由にしないで進もうとする強さは,ミラやガイアスとは違った別の強さを感じた.
・戦闘ではローエンのタイダルウェーブに頼りっぱなしでした.敵を一掃.
・帽子髪型は三つ編みになってて凄く好きです.これにシルクハットと眼鏡をいつも付けてもらってました.


<エリーゼ>
・ティポの毒舌はなかなか良かった.良い人ぞろい(?)なパーティーメンバーの中で誰か毒舌いないとね.
・それからミラ達になにがなんでもついていこうとする姿が可愛らしかった.ドロッセルの家に面倒みてもらうときも,ドロッセルのことは好きなのにやっぱりミラと一緒にいたがって同行するしね.
・天使の翼,うさみみ,ミニシルクハットを付けてもらってました.たまにツインテールとか.可愛い!
・実を言うなら,一番理解が難しかったキャラかもしれない.女の子女の子してるとなんでこんなに早熟になれるんだろう?



<レイア>
・実は,TOX,TOX2全体で一番考えてたのはレイアのことだ.
TOX終盤まで特になんとも思っていなかったが,確かカンバルクでローエンと話していた時に言った,「看護師になったら幸せになれると思ってた」という言葉がすごく頭に残った.
それまでレイアは,ジュードのそばにいて笑顔を見ていたら幸せになれると,ジュードに依存した人生観を描いていた.それをアグリアに指摘されて初めて気付いた.そして,ジュードのように自分のなすべきことはなんなのかを悩み,自分が幸せになるために本当は何をしたいのかを考えるようになった.
TOXのエンディングで,看護師見習いを辞めて実家の手伝いをしていたが,レイアがその後どうするのか凄く気になっていた.両親のような家庭を築きたいと言っていたが,それってどういうことなんだ?と疑問だった.そしたらTOX2で記者見習いしてて嬉しかった.家庭を築きたい,ということは一切言っていなかったが,設定資料集によると「幸せになりたい」ってことみたいね.
・TOX2でジュードのことを諦めるような描写とかがなくて,もう少しどう思ってるのか知りたかったな….ミラとジュードの関係について,一切何も言わなかったし.でも今は,ジュードに依存していた人生観への反発から,自分で自分の幸せのためにがんばりたい,という気持ちが強いんだろうとは思う.がんばるレイアはすごく応援したくなる.

・しかしアルヴィンと互いに気にし合っていてニヤニヤしてました.
初めは,撃った撃たれたの後ろめたさとかから意識してるのかと思ってたけど,それだけじゃなくてアルヴィンとレイアって今同じような状況なんだよなあと.
2人とも,これから自分が何をしていこうか決めて動き出したばかりの新社会人で,まだうまくいってるわけでもない.でも続けていこうとがんばっている.その仲間意識もあるんじゃないかなと思っている.

・TOX2の初回封入特典のビバマガにレイアが記者になるまでのショートストーリーが書かれていて悶えた.ピンチのレイアを助けにきたアルヴィン,そしてレイアのGHSはアルヴィンが就職祝いにあげたものとか…!もっとふたり仲良くするといいよ!
・キャラエピソードでも,互いに気にし合っていてほとんど同行することになるし,これ完全にそういう方向になってるよね…?(ソワソワ

・ただ違うのは,アルヴィンは他人とウソじゃない信頼関係を築くこと,それをやり直していくとこから始めなきゃいけない.20年間もそうしてきたのを変えるって大変だと思う.だから今は徐々にでいいんだよゆっくりでいいからアルヴィン!とか思ってました(ユルゲンスにコンビ解消されて,「結局なんも変えられねーよ,ククク…」みたいに言ってたとき).でも結局は諦めずにバランに頼んでユルゲンスと一緒にまたコンビ組めて本当に良かった…
・(アルヴィン語りになってしまった)

・レイアの話に戻るが,レイアが記者になった,と言ってまずしっくりはこない.レイアが記者?と思ってしまう.ジュードへの手紙も自分のことばかり書いて筆圧も強すぎるとか言われていたし.記者になったきっかけも,たまたま編集長に助けられただけだし(まあ,そのあと実際に記者を目指そうと決めるまでの間に色々調べて納得したんだとは思うけど).
でもそのしっくりこない感じというか自分とのギャップはレイア自身わかっていて,だから尚の事がんばっているのだと思う.だって,別に最初からしっくり来るもんじゃないしね.自分がやりたいと思ったというか思えたことが大事なのだと思う.それに,ある意味全然違うことだからこそ,今まで(ジュードに依存していた)と違う自分を思い切って目指せるという面もあると思う.とにかく何が言いたいかって,がんばってるレイア見てると励まされます,ということです….そしてアルヴィンもこう思ってたらいいな,って思ってる(ある意味,アルヴィンも同じだしね,アルヴィンが商人?て感じで)
・とにかくふたり一緒にがんばってね!って言いたい.ふたりとも大好き…///


<ガイアス>
・TOX2で仲間になった衝撃…!ていうかこんなにフラついてていいんですかね王様…
・「ア・ジュールの猿」な幼少アースト君見てみたいです
・ローエンとの絡みをもっと見たかった.



<ミュゼ>
・TOX2の我が道を往く姿が凄く好きです.だけどみんなと仲良くなろうとしたり,ミラにお姉さんとして慕われようとしたり…可愛い.
・いかにも精霊〜なデザインが好きです.可愛い.
・ハーピーの羽飾りをみんなに呪いの道具と言われて屋根の上で?落ち込むミュゼ可愛い
・「私お話したい環」の本音とか……かわi(ry
・でもニ・アケリアの人とか,ミュゼにかなり殺されてるはずだけど…普通にニ・アケリアに入っていいのかとは思った.あとエレンピオス人も殺してまわってたよね…?


<TOXについて>
バトルめっちゃ楽しいです.リンクは1周目の時,わかってなくて全然使ってなかったけど.ほとんどミラ操作してます.ジュードの集中回避とか最後の最後に知ったよ.でも楽しい.
・TOX始めたのは実は仕事を始めて1ヶ月の頃あたりだったのだが,文字が小さくて読みづらく,2時間くらいプレイしたところでやめていた(アルヴィン加入してハ・ミルを通り過ぎ,キジル海幕でうろうろしてた)(そのあと1年くらいはTOKYO JUNGLEやってました).
1年ちょい経って再開した時,なんも話覚えてなかったし期待もしてなかったのだが,ミラ様かっこいい!てとこから始まりアルヴィンの不審さが気になるようになって,段々面白くなってきました.
・とにかくネットのネタバレを見ないように(でも見たい),攻略本も見ないで一周目はクリアしました.ミラEDで物凄く感動した.
・一周目はミラ編をプレイして2周目ジュード編をプレイした時,ジュードが物凄く健気にミラに尽くしていたことに気付いた.
この順番でプレイしたのはよかったと思ってる.ミラ編でストーリー全体を把握して,ジュード編でみんなの細かい思惑や,特にアルヴィンの言動を把握した上でジュードとの決闘を迎えられたのが理解が深まって良かった.
というか,これTOXの見所って完全にアルヴィンの裏切りだよね?ミラとジュードのふたりの成長はわかりやすいから一周目で理解できるけど,アルヴィンは2周目やり直さないとわからない.というかそれが知りたくて2周目も面白かった.


<TOX2について>
やり込みました.といっても,2周目は経験値×10と獲得ガルド×2にしたら,ギガントモンスター全部倒した時に借金も全部返せた上に全員Lv.200になってました.
他人任せの人生エンドも見ました.エルもルドガーも助かるならいいじゃない!

・バトルは,もっぱらルドガーのハンマー使ってレイアとコンビ組んでました.ハンマーの打撃感がすごく爽快でした.装備は闘技場EXランククリア後に作れる一番強いハンマーを全属性作りました.それで弱点装備からのエオリオーネ,ファンドルグランデ等で弱点属性コンボで,隠しダンジョン含めて余裕でいけました.
1周目はもっぱら双銃でアルヴィンとコンビ組んでやってた.技なしの通常攻撃だったら双銃が一番楽しい.

・ヴィクトルの考えていたことがずっと理解できなくてモンモンしてます.設定資料集には,「子供ならまた産めばいい」と言われて(示唆されて)ルドガーは激怒してるのに,ヴィクトルがエルとともに生まれ変わるのを望んでいた,というのが矛盾しててよくわからない.というか全般ヴィクトルの思考はよく理解できない.正史世界のキャラ達をプレイしていたのだから,分史世界の人がどう絶望するかなんて,わかるもんじゃない気もする.
・最初はユリウスエンドを見ました.ちょっと急過ぎて兄さんを犠牲にしろといきなりみんな言い過ぎに感じて「俺には…できない!」を選んだ.
ワンクッション置いてくれたら多分大丈夫だから,もう少しゆっくりお願い…!と思ってました.
・分史ミラがマクスウェル召喚の犠牲になる時,ルドガーから手を離す選択肢を選んだらミラが驚いた顔をして落ちていってものすごい罪悪感でした…
この直前のチャットで,エルのことを守ってあげなさいよ,と分史ミラが言っていて,今がそのときか!と思って手を離したのでした…
2周目やり直した時,最後まで離さなかったら正史ミラとすれ違う特別ムービーが入ってましたね…ごめんなさい物わかりよすぎました…



<最後に>
エクシリア,特にエクシリア2はターゲットの年齢層を上げて新社会人向けに作ったと書いてありましたが,まあまさにやられましたね!この歳になって,まだこんなにゲームで感動すると思ってませんでした.

そしてゲームと同じ位楽しく,かつゲームをプレイするより100倍大変なことがクリア後にもあるのだと知りました.
そんな訳で,初の虹創作に手を出しました(合掌).
泣きたくなる位時間がかかった訳だがやっとのことで完成し,白日の下に曝されております.
初めてpixivを使ってみた訳だが,あれって凄いな!閲覧数やら点数やらブックマークやら,読んだ人の存在とか反応がすぐに見られるのね.地味にめっちゃ嬉しい.
こりゃみんなサイト作るよりpixivに行く訳だわ……今更ながら納得.
ないだろうけど,もしも万が一見てしまうことがあったらどうぞ暖かい目で見てやってください……正直ジャンルわかってるから検索すればすぐ出…ゲフッゲフッ
まあまず間違いなく黒歴史になるでしょうけどね!wwwww

とはいえ一歩新たな境地に立てたことを感謝せずにはいられない.
面白かったし良い経験になったわ.でももう書きませんよ,うん……