ジャスティス学園 プレイ感想

私立ジャスティス学園のLEGION OF HEROES、熱血青春日記2、燃えろ!、の3作をプレイしました。
子供の頃にも割とやっていたけれど、十数年経って再びこのゲームにハマることになるとは思わなかった。






そんなわけで、今更ながらプレイ記録。
格ゲーだけど学園生活に比重が偏りまくってます。ぐだぐだ。
画像はゲーム画面をスマホで撮ったものなのでテレビの線がガッツリ入ってます。






<学園生活記録>

☆ラン


女の子の中ではランちゃん推しです。
仲良くなってからのデレっぷりがめちゃめちゃ可愛い。




突然口ごもりまくるランちゃん可愛すぎる。




ホワイトデーのイベントめちゃめちゃ良くない!?
きっと主人公からのお返しを朝から楽しみにしてたのに夕方まで何もなくて完全にスネてたとかめっちゃ可愛い。
しかも主人公の告白の仕方がとんでもなくロマンチックで、ランちゃんが録音するからもう一度言って!と頼んでもモノローグに入ってガン無視するとか、ある意味仲良しでなんなのこの青春ドラマ……///
文化祭のダンスを成功させた時も、他のキャラは全員ほぼ同じ会話が設定されてるのに、ランちゃんだけはヒーローインタビューやりとりをしてたりと、仲良しすぎて本当好きです……




☆流先輩



バレンタインで渡したチョコを水泳帽の中に入れてそのまま泳いじゃう流先輩めっちゃかっこいいです……///



燃えジャスの流先輩めっちゃイケメン



と思ったら学園祭で急にアゴが伸びる流先輩 笑
しかし意外なほど積極的なことを言うので正直驚いた。
思えば流先輩はポケステの手紙にも「おまえのことが頭から離れなくなってしまったんだ」と書いていたり、表に出さないだけで愛が深い人なのかもしれない。
このギャップが罪深い……(トゥンク……





☆雹



・生徒会長は脱ぐと凄い(語弊
なんとなく細身の印象だったけれど、実は相当筋肉がついていらっしゃる。素敵です……
・大変に言動が厳しい雹だけど、プールで主人公がスイカを食べたいな〜と言ったら、くだらん遊びだと言い放った大会に自ら出場し、主人公にスイカを持ってきてくれるという優しさよ……
・父親の教育で自分にも他人にも恐ろしい程厳しいけど、弟思いだったり主人公の人の好いところが好きだと言ったり、根は優しい人なんだろうと思ってる。
・だからこそ父親の教育と洗脳によって植え付けられた思想と、自分自身の気持ちの違いに苦しむ雹が見ていて辛いぜ……




・燃えジャスの学園祭エンディングで、その二つに折り合いがつけられそうな道を見出したばかりだというのに、霧幻の怨念に取り憑かれて燃え上がるジャスティス学園の中で姿を消すとか……なにそれショックすぎる……こんなのってないよ……





そもそも、熱血青春日記2の時点で雹は霧幻に取り憑かれそうになっていた。
しかしその時は主人公が立ち回ってそれを防いでいる。
動揺する雹が、これ以上そばにいては危ないから私に近づくな、と言うけれど主人公は、必ず助けてみせる、と誓う。

燃えジャスをプレイした後にあらためてこのやりとりを見ると辛すぎる……
個人的にジャス学続編が出てほしい一番の理由はこの点だ。
頼むから雹を救ってくれ……っ




☆ロベルト


十数年越しにジャスティス学園にハマった大きな理由として、ロベルトの存在がある。
はじめは彼にさしたる興味もなく、五輪高校に入学するともれなくボールをぶつけてくる同級生程度にしか思っていなかった。






しかしよくよくロベルトの話を聞いてみると、とても爽やかな人だと感じた。
彼は大変な努力家だが、そのことを他人に吹聴するでもなく、かといって秘密にするような自意識過剰でもなく、ごく自然体に自分がしたいから努力をしているという本物の天才タイプだ。
そして練習をしているときも、辛い練習を根性でがんばるといったスポ根ノリではなく、やりたいことをして練習を積み重ねているというような印象を受ける。
なんというか、ロベルトは自然体でとても爽やかだ。





それなのにロベルトはとても負けず嫌いで、子供っぽい。
7月のプールで主人公と競争した時に、ロベルトは主人公の作戦によって負けてしまうが、8月の夏祭りでロベルトはなんとも言えないずるい作戦で勝利し、主人公が食事をオゴることになる。
正直こちらとしては1ヶ月前のプールのことなんて忘れていたというのに、ロベルトは「作戦負けした」という点をしっかり根に持って、普通に競争しても勝てたであろう射的の勝負を子供のような作戦で完封勝利して喜ぶのだ。なんだこの大人気なさ。
しかし彼の魅力というのは、こういった子供っぽさや負けた悔しさを感じさせない常に爽やかな態度にある。
勝負に負けて内心では悔しんでいても素直に認めて昼食をオゴってくれたり、勝ったときにも嫌味さはなく爽やかに喜ぶだけだ。
そしてそれゆえ逆説的に、彼の負けず嫌いで子供っぽいところはマイナスに映らないどころか、人間味のある魅力的な一面であるとさえ思えてしまう。





また、ロベルトと仲良くなると練習に付き合うイベントが発生する。
普段クールなロベルトが「爆裂!Vゴール!」と技名を熱く叫んでプレーをしているというのは正直ちょっとオモシロい光景でもあるのだが、やっぱり努力しているロベルトの姿は素直に格好良いと感じる。





しかし努力を怠らない天才という完璧超人相手に私では大した練習にならないはずだ。
それなのにロベルトは、俺にとってとても楽しい練習だったよ、とか、お前と一緒に練習できる事が俺の励みになったんだ、と言ってくれる。
これが優しさによる気遣いではなく、彼にとって事実なのであろうことが嬉しい。
それに私とて、ロベルトと練習できてどんなに楽しかったことか……





意外なことに、ロベルトは色男(?)な言い回しを随所に紛れ込ませてくる。
不意に一瞬だけアクセルを踏んでくるような、けれどいたって平静で爽やかな態度なままなのがどうにもドキドキさせられる。
これがラテンの男の魅力なのか……





ロベルトの一番印象に残っているイベントはLegion of Heroesでサッカーを一緒に観戦しに行った帰り道のことだ。
試合の結果をラジオで聞きながら夜の住宅街を歩いていたところ、ゴールが決まったのを聞くや嬉しくて大声を出したら、怒った住民に水をぶっかけられてしまう。
けれどお互いビショビショになっている姿を見てふたりで大笑いするという……もうなんだこの青春……。
本当は直前の選択肢次第で水をかけられることはなく、「思わず抱きつく」を選んだ方が親密度的にはいいんだろうけれど、真冬に水ぶっかけられても嬉しくて2人で笑い合うというシチュエーションが青春ドラマすぎて、この人と一緒にいたらずっと楽しいんだろうなという未来しか見えなくて、もうブラジルだろうと世界のどこのリーグだろうとついていく覚悟はできているどこまでもずっと応援するよ……




しかし良い雰囲気になりつつも、主人公とロベルトはもどかしい関係のまま、あともうちょっとのところで止まっている。
主人公は手の届かない存在になっていくロベルトに身を引くような態度をとり、ロベルトも好意はあるものの直接的な言葉を告げてはいない。

なんというか、ロベルトはサッカーを極めることがこちらの好意に報いることだと信じているように思える。
バレンタインデーで主人公にチョコを渡された時に練習で最高のプレイを見せると約束したり、燃えジャスでもお前を世界につれていってやると約束したり、ロベルトにとってサッカーで成功するということが、主人公との関係に繋がっているんじゃないだろうか。
もちろんおかしなことでは決してないが、裏を返せば、サッカーで成功できなければ主人公に好意を伝えられない、という意識があるようにも思える。





一方で主人公としては、すでにプロからスカウトされているロベルトがいつかは手の届かない相手になると思っているようで、プレイヤー側からはその不安が見える
(Legion of Heroesの頃に始まりその不安は徐々に強まっているように思える。
燃えジャスでは、将馬と夏を羨ましがるロベルトが「俺にはおまえがいるよな!」と言ってくれるけれど、まだまだふわっとしたやりとりで結局主人公は(ずっとこのまま一緒にいられたらいいのに……)と不安を胸にして終わる。
結局最後まで直接的な表現をすることはない。※1
主人公は自分からロベルトを繋ぎ止めようとする気はないようだし、ロベルトとしてはフォワードでなくキーパーを選んだ自分が本当にプロになれるのかわからない状態で想いを告げることなどできないと考えているのだろう。
このもどかしい関係性が貴重で尊くて愛おしいキラキラの青春すぎるぜ大好きだ……

※1... 個人的に都合よくLegion of Heroesの告白エンドはなかったことにしてます
あっさり告白しすぎじゃない!?ちょっとロベルトのキャラが違うような気がするんだ……いやあれはあれでいいんですが熱血青春日記2が改訂版みたいなものだと思ってるから……








と色々語ったものの、ロベルトを好きになった最後の一押しは彼の筋肉かもしれない。
すっげえ良い体 。
この立派な肩の三角筋……豊かな肩峰部に鎖骨部の膨らみ、そして首から美しく流れる僧帽筋のライン……眩しすぎ る 。
そうか、筋肉って美しいものだったんですね……








というかジャス学男子生徒はみんな筋肉がまぶしすぎる……!
数ヶ月前まで中学生だったとは思えないよ!笑





それから正月の私服姿を初めて見たときはめっちゃ笑ってしまった。
どうやって前見てるんだ笑 あと後ろ髪の飛び出し方すっげえ笑




しかしLegion of Heroesのロベルトエンドで流れるこのイラストカット。
同じ私服なんだけど めっちゃかっこよくないですか 。
ニット帽と後ろ髪を隠すだけでまるで私服ブロマイドのようなこの格好良さよ……辛い……





最後に、ポケステをクリアするともらえるロベルトからの手紙。
画質が荒いのは、ゲームアーカイブスだとポケステ機能ができないためにPS2を引っ張り出してプレイしたからです(全キャラクリアしました)。
しかしロベルトの字が意外にも子供みたいでちょっと笑った。
そして主人公はいつもロベルトの応援に行ってるんですね……(ホロ
サッカーで主人公の好意に応えようとするロベルトは、主人公が応援に来てくれると100%以上の力が出せるということですね解ります……本当このふたりの関係好きです……






<学園生活そのほか>

・基本的に全キャラ好きです。熱血青春日記をプレイするとみんな良いキャラしてて、終業式にはそのキャラのことが好きになってるよ……
・燃えジャスをプレイするまで、ジャス学は変わらない日常が続くタイプのストーリーだと思っていた(熱血青春日記の無印と2で1年生を2回経験してるせいかも)。
しかし燃えジャスの学園祭をプレイしてみると、意外にみんな1年生の時のままじゃなくて少し驚いた。
2年生に上がったことでそれぞれ何か意識が変わってたり将来のことを悩んだりしていた。たとえばロベルトはフォワードのスカウトを断ってゴールキーパーを目指す決断をしていたり、エッジが総長らしくなろうとクラスのみんなを動かしていたり、流先輩だって自分の気持ちに気付いて主人公に思いを伝えるようになった程だ。英雄先生と響子先生からはフラれちゃうし……
しかしその変化や成長がまぶしくも切なくて青春だなあと感じた。
こんなのを見せられたら続編を正座待機するしかないです……どうか卒業するまで見届けさせてください……(儚い祈り








<いまさらだけど、これは格闘ゲームだ。>


・格ゲーをまじめにやったことのない人間でしたが愛と根性と執念でLEGION OF HEROESのアーケードディスクで全キャラクリア、熱血青春日記2で流先輩とランちゃんクリア、燃えジャスは全ルートクリアしました
・とにかくひたすら遠くから攻撃してHPを削る戦法がメイン。ロベルトならひたすらボールを蹴りまくる。近づかれても距離を取り、ひたすらボールを蹴る。するとコンピューターは足先で当たってくれるのだ。多分うまい人からしたら怒られるようなプレイ方法なんだろうけど、まあCPと戦ってるだけなので……
・遠距離攻撃がなくて、出しやすい技もないキャラはひたすら隙をついて投げで稼ぐ。あと燃えジャスのデモン雹は遠距離にいると蹴散らされるが、技を避けたあとすぐ入力すれば大体投げられる。
・あとはひたすらラッキーとミラクルが重なるのを信じて、負けてもコンティニューで根性見せる。
・そんなチキン戦法でCPレベルを最強にしても雹/デモン雹を倒せる程になった。
・最初は波動拳レベルの技ですら滅多に出せなかったが、今では完全燃焼アタックを自分で入力して出せるようになりました。やっぱり反復練習って大事。



・で、人生初のゲーセン格ゲー デビューしました。
この日のために練習を重ねCPレベル最強でもクリアできるようにしていたけれど、初めてのアーケードのコントローラーに苦戦したり、自分のクソプレイを見られるかもしれない緊張から戦果はズタボロ。とにかく技が出せない。
金にものを言わせて(といっても1play50円なのがありがたい)五輪高校をなんとかクリアしました。

途中で乱入対戦が入って、相手のザキさんが途切れることのない連続コンボを繰り出していらっしゃった。コンピューター対戦でこんなの見たことない。人間てすっげえ 。
ほぼ何も反撃できずに終わってしまい、むしろ申し訳ない気分になった。ザコすぎサーセン……
そしてこの時に、ゲーセンの筐体というのは前後で1台になっていることを初めて知りました。自分のプレイ画面は反対側にも映ってたんですね……(遠い目

とはいえ乱入対戦も含めてなかなか楽しかった。
良き巡礼・参拝でございました。







<そのほか>


去年の12月がジャス学シリーズ登場20周年だった。
とにかく何かしらの形で祝いたいと思い、勢い余ってロベルトのユニフォームキーホルダーを作ってしまった。キャラグッズを作ったのは人生初だぜ……
右上のサッカーボールチャームは、土産物屋で売られているサッカーお守りに付いていたもの。見つけた瞬間「使える!」と思って購入した。
ちなみにロベルトの服は本当は半袖でなく長袖。




さらに、20周年の年のバレンタインということでロベルトのアクリルキーホルダーも作ったよ!
今冷静に考えるとアクキーを作ったところでバレンタインと関係はないんだが、何か形にしたかったんだ……
とはいえちょっと可愛くできたんじゃないかと満足してる。悔いはない!
ハッピーバレンタイン!









それと3月に公式からジャス学のB-sideコラボラベルが出ることになって歓喜しました……
体操着ひなたの太ももに6/12太P戦て書いてあるよ!可愛い。即予約した。
今になっても公式からいろいろ販売されているのがありがたくて、もはやお賽銭のごとくお金を投げ込ませて頂いてます。いや全部買っても大した額じゃないんだけど。
iTunesのカプコンサウンドから出てるサントラは2つとも買ったし、今もイーカプで販売されているCD付きイラスト集も買ったしPS3ジャス学キャラアバターもロベルトと雹を買ってるよ!(流先輩とランちゃんも買いたいけどふたりはなぜか売られていない。隼人先生もいないけどこっちは権利関係で難しいのか。
あとは熱き鼓動と未来の行方をiTunesで出してくれたら本当に嬉しいのだが、まあやっぱり大人の事情で難しいんだろう
それから熱血青春日記に流れるBGMとかプールサイド戦闘エリアのBGMとか、サントラ未収録の曲を出してくれないかなあ……
あとカプコンのモンハンのアンケートだったりキャンペーンの応募だったりで、カプコンの好きなシリーズはなんですか?という質問がたまにある。
チャンスを逃してはならない。しれっとジャスティス学園と書いてます。






そんなわけで学園生活大変堪能いたしました。
こんなにも心奪われ、恋と愛の違いを知らされる() なんて思わなかったよ……







けれど、何度もプレイすればするほど、ストーリーが高校2年生の学園祭で止まっているのがどうにも寂しい。もっと学園生活を過ごしたかった……みんなの卒業を見届けたかった……



どうか、続編が出ますように!(かしわ手!