星の欠片の物語【後編・ネタバレありの感想】


星の欠片の物語、ひとかけら版のプレイ感想【後編・ネタバレあり】です。

事前知識なしでプレイした方が確実におもしろいので、ご注意ください!!
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<この先はエンディングのネタバレがあります!ご注意ください!!>








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【後編・ネタバレありの感想】



エンディングが怖すぎて日常生活に支障が出ました。

予兆がなかったとは言わない。
背後でずっと排気の音がしているのが気になってたし、赤いファンが回る様子は少し不気味で、レバーについてる血の跡みたいなサビも気味が悪いとは思っていた。
という訳で、以下感想、…というよりものっそい個人的プレイ記録です。







プレイ終盤。星をアンカーで打ち込むことに成功して「やったー!」と思ってたら
「わしは殺される。 おぬしもすぐにVRを外して逃げられるだけ逃げろ!」
と唐突に言ってくる。え、何それ?
BGMが止まったことに嫌な感じはしたけれど「何言ってんだ?」程度に思っていたら






彼女が星に押し潰された。おい、ウソだろ……

いやいやいや、さっきまでふたりでキャッキャウフフしてたんだぜ……?
こんなの絶対おかしいよ……!!
しばらくの間、血だまりを呆然と見つめていました。


そしてなんとなく後ろを振り向いたら。











ヒィッッ!!??



いやいや死んだんじゃなかったのかよ誰だよ!?
いつから、なんで、無言で微笑んで立ってるんだよ……!?
恐怖の塊を感じて、反射的にVRゴーグル外しました……










そのあとゴーグルを手に抱えたまま周囲をみてみたけれど、もうフォーカスロックはできなくなっていた。
なにか謎解きをミスってバッドエンディングになったのだと思い、一度ゲームを終了してアンカーを打ち込む前からやり直すことにしました。







しかし再開すると、なぜだか少女のことをすごく恐ろしく感じるようになってしまった。
近くに寄られるのも背後に立たれるのも怖い。
たまに少女のリアクションが遅くてフォーカスロックしてるのに反応せず真顔で立ったままでいられると、バッドエンドの背後のアイツになったんじゃないかと思ってハラハラした。
チキンで本当にごめん……

ちょっと前まであんなに可愛く思っていてふたりで楽しく謎解きしてたのに、どうしてこんなことになってしまったのか……(グスッ
とにかくグッドエンドの方法を探しました。







そして見つけた12番目のフォルダ。
どうもこれを解読すると、「VRのせいで勘違いしてたけど本当は燃料が足りなくて、そのせいで『歪み』が『因果』に変わって彼女を殺してしまった」ということらしい。
「量を束ねて厚みを増すなどして解決する」というのがグッドエンディングへのヒントだと思うのだが、一体なんなのか……
できることを色々触ってみるものの、「もうそれ、意味ないんじゃないか?」とダメ出しの連発。








足場を上げたままアンカーを打ち込めば、足場に星がぶつかるんじゃないかと思ったけれど普通にすり抜けた(泣
しかもプレイヤーは足場の上のままで、彼女の姿が全然見えないままエンディングの会話が進んでしまうという。半分バグだったりする?
けどこの場所からだと彼女が星の裏へ走り去っていく姿や、地面に突然血だまりが出現するのが見えました。血だまりが出現する場所は彼女が去った方向よりもかなり手前だったので割と不自然だったりする







「量を束ねて厚みを増すなどして解決する」というのが、まどマギ的なループを重ねて因果を強くするということかも、と思ってもう一度バッドエンドを見てみることにした。
怖いのでVRゴーグルを手に抱えて周囲を調べているとアイツが喋り出して、こんなエンディングになったことを謝罪してきた。
『いやいやいや、あの子を殺したのはオマエじゃないのかよ!!?』
という気持ちでいっぱいで、「量を束ねて厚みを増す」ためにこのゲームを広めてくれという話も「殺した当人が何言ってんだ……」と疑いの眼差しで聞いていた。

しかし今考えると、彼女は少女を殺した犯人ではない気がしてきている。
ファイル12に「燃料として使用するはずだった『歪み』が保存できず『因果』に変わって、元の人格に復讐する」と書いてあるが、この因果というのは「少女が死亡するという結果」自体を指してるのかなと思う。
因果という言葉の意味や、「星が倒れかかってきて死亡した」というある意味偶発的な原因から考えてもそうなんじゃないかと思うし、それに殺した当人が「こんな結末を迎えないためにこのゲームのことを広めてくれ」と話すのも辻褄が合わないと思うし。
なので、落ちてきた星の欠片に別けられていた別人格が因果とともに現れた、ってことなのかなと思ってる。……星の欠片が落ちてきた時点で少女に知恵と知識は戻っていたのになんで人格だけは戻らなかったんだ、という気もするけど。





でもこれって、少女に思い入れがあればあるほどショックすぎるだろ……まさかそんなゲームだと思わなかったので、可愛い女の子に心を許して無防備に愛でてしまったことにつけこまれた感はある。
いや、これはこれでルいとは思うけど)衝撃だったしおもしろかったとは思うんだが、クリア後プレイでグッドエンドもあったら本当に良かったのにと思う(そのための「このゲームを広めてくれ」メッセージな訳だが)







その他個人的な感想アレコレ
・最初に背後のアイツを目撃した時めちゃめちゃ怖くなってゲームを終了したのですが、少女に「逃げられるだけ逃げて」と言われていたことを思い出して、スクショとかデータとかを壊されるんじゃないかとマジで心配しました(そんな訳ない
・そのあと怖くてゲームを再プレイすることができず、数日間ほぼ放置しました。その間、背後のアイツを思い出す度に寒気がして鳥肌が立つという怖がりっぷりで日常生活に支障が出ていました。暗くなってから外を歩くのが怖い、風呂の時目をつぶるのが怖い、夜のドアの隙間が怖いのでそっと閉じるという有様(子供すぎる
・それと、プレイヤーに対して「逃げられるだけ逃げろ」と言ってたんだと思ってたけど、2回目聞いたら「プレイヤーはVRでのぞいてるだけだから大丈夫、わしは逃げられるだけ逃げてみる」と言ってました。勘違いで余計に怖がっていたという……





終わりです。

エンディングについて色々言いましたが、謎解き×キャッキャウフフは最高に幸せで楽しかったです。本当にありがとうございました……
そしてどうか彼女をハッピーエンドに導いてあげたい
続編が発売されたら買います。広まってくれ〜!!