The MISSING -J.J.マクフィールドと追憶島- 感想メモ

The MISSING -J.J.マクフィールドと追憶島- をクリアしました。
PS PLUSのゲームカタログに入っていて、パッケージのイラストが可愛かったのでなんとなくプレイしてみたら予想外に良いゲームだった。


 
横スクロールのアクションパズルゲーム……なんだけど、パズルの解き方というかギミックの設定がかなりグロテスクで、そうと知らずに始めてそれを見たときは、ゲームを止めようか迷った。
火を使うときの叫び声とかが特にしんどくて、嗜虐趣味なゲームなんじゃないかと一瞬思った……が、



ゲームを起動したときに一番最初に現れるこの文言が、どうにも気になった。
ただ女の子を酷い目に遭わせるゲームではおそらくないだろうというのと、オープニングの女の子ふたりがキャンプで仲良くしている光景が気になって続けてみた。



・主人公のJ.J.がとても可愛い。見た目も動きも可愛くて、動かすのがなかなか楽しかった。
……が、それゆえに、四肢欠損ギミックが慣れるまでしんどかった。プレイヤーの体が痛むような感覚すらあった。焼死するときの悲鳴もしんどい…(が、良くも悪くも、しばらくすると慣れる)

・パズルの難易度が、難しすぎず簡単すぎず、ちょうど良くて楽しかった。特に材木場の木材を集めるパズルが楽しかった。バラバラにされまくったけど。

・スマホのLINE風アプリの会話がなんだかリアルでおもしろい。アメリカの大学生?っぽくて会話が来るのが待ち遠しかった。なので会話見たさにドーナッツ全部集めました(さすがに全て自力ではムリで最後は攻略みた)
・慕ってくれている後輩のメッセージがだんだんアレになってくるのが、かなりしんどかった。オマエもなのか、という。なんなら偽アカの中身はこの子の可能性もあるのでは…?



・クリアすれば、グロテスクなギミックがどういう意味だったのかは明らかだった。
これまでずっと、四肢が切断されたり体を焼かれているかのような心の痛みを味わってきたんだねJJ……

・ED後、どうなったのかは描かれなかったのでわからないけど、おそらくママは自分の言動を省みるだろうし(電話口でJJに愛していると伝えていた)、自分を受け入れたJ.J.が幸せに(というか、当たり前のこととして自然に自分として)生きていってくれたらいいなあと思う。



・完全に洋ゲーだと思っていたんだけど、ゲーム中で手に入る設定資料が日本語だったりで調べてみたら日本の人が作ってるゲームだった。

・このゲーム、表面的にはグロテスクに見えるけどクリアすれば意味がわかるというのが良かった。これをPS PLUSのゲームカタログに入れてるのは、なかなか良いセレクトな気がする。おもしろかった!