バイオハザードヴィレッジ プレイ感想

バイオハザードヴィレッジ、クリアしました!現在3周目。
今回のバイオは、ホラーエンターテイメントてんこ盛り&敵キャラが魅力的で、めちゃくちゃ楽しめるバイオでした!


以下、好き勝手書いたプレイ感想です。ドミトレスク夫人と四貴族が大変好きです。
完全にネタバレしているのでご注意ください。































<エンディングが、つらすぎる…!>


・イーサンの最後の言葉「元気で、ローズマリー」の言い方がさあ……!イーサンの声がもう泣いていて、何度見ても心グシャグシャにされる……
ローズの成長を誰よりも見たいはずのイーサンが、この時この瞬間、生きることを諦めなければいけなかったのだと思うと……ほんとつらい……

・7の時にすでに死んでいたというのなら、それから3年もの間生きて子供までできたんだから、感染してること自体は問題にならないはず。ローズだって真菌でできてるようなもんだろうし。
体に限界がきてしまって(右手切断に心臓抜き取りとかムチャしすぎた?)もう再生できないということなんだろうか…



・8をプレイする時のスタンス(というか願望)として、「イーサン達家族は全員生き残ってまた家族で暮らせるハッピーエンドになる」と信じてプレイするようにしていたので、最後お墓の名前を見た時、泣き崩れました……
すんごい個人的な願望なのはわかってるけど、家族には幸せでいて欲しかった。

・というかクリス、イーサンが感染してることなんで知らないの?ベイカー家から保護した時点で真っ先に検査されてるはずだよね??
イーサンに事情を全く説明しようとしないことも含め、今回のクリスの行動はプレイヤー側からすると割と理解しがたい気がする。
ゲーム展開の都合上と言ったらそれまでだけど、追加DLCでそこら辺のフォローが入らないかなあ。





<ハイゼンベルク>


・ハイゼンさんの発想が小学生男子みたいで好きです(暴言)
「腕にドリルつけたら強ぇしカッコいいよな!」「ジェットも付けよーぜ!」みたいなセンス!しかもラストはロボバトル!!熱いぜ!!!
体内で発電して自身の体をコイルにすることで磁力を発生させるのも、めちゃくちゃかっけえです!これはロマン!w

・兵士の名前がシュツルム、ゾルダート、パンツァーとかドイツ語なんだけど、そもそも本人の名前がドイツなんですよね。カール・ハイゼンベルク。
ルーマニア舞台なのになんでだ?と思って調べたら、ルーマニアには12世紀からドイツ人が移住してきて第二次世界大戦後まで多くのドイツ人が住んでいたらしい。
ドイツ語の響きかっけぇ!っていう厨二なセンスの持ち主かと思ってスミマセンでしたw

・序盤の四貴族集合時に、ドミトレスク夫人に「坊やは黙ってなさい!」って言われてるのが今見るとちょっと笑う。やっぱり心が少年のハイゼンさん…(単純に背丈の話だろうけど)

・四貴族の中で、ハイゼンさんだけ元々は庶民なのでは?
「貴族の身分も、たまたま他の村人より適合率が高かったからにすぎない」と書いてあるので、元々は四貴族の人間ではなかったっぽい。
あとドミトレスク夫人に「卑しい血」とも言われていて、これもハイゼンさんは元が庶民だから、本当の貴族であるドミトレスク夫人に見下されての発言と思われる。





<ベネヴィエント邸>


お腹の赤ちゃんが動いて喜んでる夫婦の会話をラジオから流すとか、自宅にあったはずのオルゴールを鳴らさせるとかさあ……自分と家族のプライベートな幸せを、悪意のある他人に知られてる不快感がめちゃくちゃ最悪でした!!(褒めてる)
これ考えたのドナさんなの?嫌らしさのセンス凄いね??
じんわりした嫌がらせを積み重ねてくる演出がマジですごかったです。
ベイビー出現した時はガチ叫びしたよ…



しかしだな、ドナさんの素顔めっちゃ美しいよ!?
アンジーの声は、ドナさんがずーーっと裏声で出してるんだろうなあと思うと、可愛くてニヤニヤしちゃう。素の状態で緊張してモゴモゴしちゃうドナさん見たい。

それから序盤で四貴族が集合してるシーンで、アンジーとモローが楽しそうにしてるのが好きです。義兄弟の中でもこのふたりはミランダ様のこと好きだし割と仲良さそう。





<オルチーナ・ドミトレスク夫人>


オルチーナ様がデカくて美しくて怖くて、大変お慕いしております……///
お城の追いかけっこめちゃくちゃ楽しいんですが!?
リアクション見たさに何度もおちょくって闘って遊んでます。



まだ人間だった頃のオルチーナ様がどんな人物だったのか、大変気になる。

・先天性血液疾患をわずらっていて、しかも住んでいるのは100年前のルーマニアの貧しい地方。大した医療もなく、病弱な女性だったのでは?

・ドミトレスク「夫人」なので、結婚はしていた。英語だとLady Dimtrescuという表記でビックリしたんだけど、単純にジェンダー的な配慮で「ミセス」が使えなかったんだろうと思ってる。レディと夫人って結構印象違うけど。

・結婚はしていたが、子供はいなかった(ベイラ達は、どこかの娘の死体にカドゥをとりつかせて娘として作りあげたもので、実の子供ではない)
病気の問題で子供を産めなかったのでは?

・子供(跡継ぎ)を産めず、体も虚弱。
20世紀はじめの、古い因習のありそうな東欧の田舎の貴族の中で、体が弱くて子供を産めない女性に対する扱いはそう良くはなかっただろう。
恋愛なんてできない青春時代を送り、憧れは憎悪に変わる。
また、ドミトレスク家はぶどう畑を所有しワインの生産を収入源にしているが、当時経営は傾いており、没落していくドミトレスク家。さらには跡継ぎもいない。
生前のオルチーナ様は日々を嘆くだけの女性だった(妄想です)

・しかし44歳の時ミランダの実験体にされたことで、全てが変わった。
カドゥ適合率が高かったため運良く強い体を手に入れることになり、さらには娘まで作ってもらった。
つまり、今までのコンプレックスがある日突然消えた。
人間よりも強く老いることのない美しい体を手に入れ、自分に従順な娘までも得て、今まで弱い立場だったものが全て逆転した。
“人間の”道徳からも解放され、ワインに“独自の工夫”を加え品質が上がったことで経営は回復し、ドミトレスク家は以前の繁栄ぶりを取り戻すことができた。
そうして、これまで内に秘めるしかなかった憎悪、貴族階級のプライド、今まで傷つけられてきた自尊心が全て解放され、尊大な態度がフルオープンになったのが今のオルチーナ様なんじゃないかと思う(全て妄想です)



だからミランダに感謝はしてるけど、オルチーナ様の執着は自分の体や娘たち、ドミトレスク家にあるので、ミランダの儀式には関心がない。
言ってしまえばオルチーナ様の望みは、今の生活を続けることなのではと思う。
ずっと手に入らなかった健康な生活。娘。家の繁栄。
それらをまとめて手に入れた今の生活は、オルチーナ様にとってものすごく愉しい日々なんじゃないだろうか。

あとこのミランダ様との電話で怒って鏡台をゴリラ投げする直前、不機嫌に電話をガシャン!して頬をふくらませるオルチーナさま超かわいい。



テイスティングルームに初めて行く時、オルチーナ様はレコードを聞いている。
この時イーサンが暖炉の中?を這いつくばって通るんだけど、すぐに行かずに立ち止まると、レコードを聴くオルチーナ様をしばらく眺めていられる。
人間ではなくなっても、静かに音楽を鑑賞するオルチーナ様がすごく好きだった。

ちなみにこのレコード、MAIDEN(体験版)の時は調べられて「死の舞踏」と表示されるんだけど、ゲーム本編で流れてる曲は死の舞踏ではない(オリジナル曲?)
あとこの時、オルチーナ様は手にサン・ヴィエルジェを持ってる。
ほんっっと立っているだけで絵になるオルチーナ様素敵です…



歌劇場にあるピアノの楽譜。
タイトルの右下に小さく作曲者の名前が書いてあって、調べたら本当にある19世紀のイタリアの歌曲だった。
フランチェスコ・パオロ・トスティ作曲のSogno(ソーニョ)という曲で、イタリア語で「夢」というタイトル。



この曲の歌詞がすっっごい恋の詩なんですよね。上の動画の和訳歌詞がすごく好きです。
『ほんの一瞬でも、愛の約束となる眼差しが欲しい』……とか、こんな恋の詩の歌曲をオルチーナ様たちが聴いてたの??
ドミトレスク城に演奏家やオペラ歌手を呼びつけて歌劇場で鑑賞してたんだろうと思ってるけど、聴いてるときオルチーナ様どんな顔してたの???
少し渋面になりつつも、はるか昔に捨てた心のどこかがざわつき黙って最後まで聴いていて、しかし演奏が終わったあとは曲を見下すような態度でそっぽを向いて歌劇場を後にしてほしい。
わずかに郷愁は感じるが、もはやそれより価値あるものを今の自分は持っているのだ、と一蹴するオルチーナ様。良い……強烈に好き……





<デューク、何者!?>


1周目は、イーサンのイマジナリー商人?と思ったのだが、2周目プレイしたらデュークの痕跡がいくつかあった。

・ドミトレスク城入り口の書類に「02/01 デューク様 商談」という記載
・村の書類に「太った商人がやってきた」と書いてある
・ハイゼンベルクの工場にある調査ボードに、デュークらしき写真↓



ミランダの絵の右上あたりにデュークらしき写真がある。
そして赤い線を貼られてるってことは、ハイゼンベルクの調査上では、この一連の事件に関係してるということのはず。
根拠のない推測だけど、デュークはコネクションの人間なのでは?

・イーサンの戦闘のサポートをし、イーサンが手に入れたたくさんの品物(モンスターの結晶など)を買い、カドゥまでちゃっかり手に入れていた。
→今後の菌根B.O.W.研究に役立つ品々。

・死んだと思われたイーサンを馬車でミランダのところまで連れて行ってくれた。
→ミランダに儀式(エヴァ復活)をされるとデューク(コネクション)にとって不都合なので、イーサンに討伐してほしかったのでは?

・コネクションにとってミランダは菌根発見者であり共同研究者なんだと思うけど、菌根の能力を持ったエヴァ(ローズ)を作り出し、ミランダが力を持ってしまうと面倒な相手になってしまう。だからイーサンにミランダを処理してもらえれば助かる。
コネクションからすれば、ミランダや村を失ったところで実験場を一つ失った程度のことで大した痛手ではないはず。もちろん菌根の一部やカドゥはすでに自分のところに持ってるだろうし。

・しかしだとしたら、イーサンに自分のことを尋ねられた時「私も存じかねます」と答えるの何なんだ……ごまかしてる?
まあ証拠はないけど、状況だけで言えばコネクション側の人間であってもおかしくないのかなと思ってる。信用ならない…





<ドミトレスク三姉妹写真!>


長女ベイラ。
一番最初に声をかけてくれたお姉さま。
はーー、うっつくし……///



次女カサンドラ。
きらびやかな屋敷ロケーションに出現してくれて、大変写真映えするので一番撮影してる。
見下し目線が大好き……



三女ダニエラ。
発言がお姉様たちと違って、末の妹感があるのがとても可愛くて好き。
なんだけど、天窓が開けやすいせいで姉妹の中で一番弱くて段々かわいそうになっちゃう。
……今度わざと負けてあげてみよ!(笑)



ベイラお姉さまと蠅たち。



カサンドラさまと蠅。
蠅をまとうのが本当よくお似合いです…!好き……///



ダニエラちゃんと蠅。



トルソーのベイラ。



トルソーカサンドラ。



トルソーダニエラ。
三姉妹があっさりトルソーになった時は愕然とした(もっと活躍すると思ってたのに…)けど、トルソーになった光景も美しいんですよね……
追加DLCに三姉妹もいますよーに!!あと三姉妹のグッズも出して!!(強欲!)
3人とも美しくて大好きだよ……!!





<そのほか感想>


・今回のバイオはPS5のスペックを活かしたゲームプレイの豪華さを追求する方に舵を切った、という印象でした。
美しいドミトレスク城、ベネヴィエント邸のホラー演出、ベトベト系ホラーなモロー、ハイゼンさんのロボット合戦、ミランダ様のファンタジーラスボス感。
各種ホラーエンターテイメントが勢揃い!怖いのにひたすら楽しかった!

・ただそのために、いくつかの設定を菌根のスーパーパワーにブン投げた感はある。
それでも、バイオハザードお約束の書類だらけの研究室はとても愉しかったです。ハイゼンさんの能力説明めっちゃカッコいい!蠅の三姉妹は…ロマンだから!(笑)

・怖いのに割と大丈夫だったのは、バイオ村のおかげなのかなーとも思う。
みんなゲーム本編だけじゃ怖いけど、そんな時バイオ村の一面を思い出すとちょっと怖さがやわらぐ…気がする。バイオ村大好きなのでグッズ展開してほしい!



・ミランダ様への忠誠心予想

モロー > ドナ >>> ドミトレスク夫人 >>>>> ハイゼンベルク

モロー:ママ大好き!
ドナ:お人形ちゃんを喋れるようにしてくれたお母様好き!
ドミトレスク夫人:強い体と娘をくれたミランダ様、感謝している
ハイゼンベルク:俺の人生を奪いやがった女、許せない

・四貴族で会話するシーンはここだけだったので、追加DLCに四貴族がわちゃわちゃするエピソード入ってるといいなー!
アンジーとモローがちょっと仲良しそうだったり、ドミトレスク夫人とハイゼンさんがモメるのもっと見たい!
しかしなにより見たいのはオルチーナ様(&三姉妹)エピソード!あーー見たい……
ドミトレスク追加DLCきますよーに!!





<個人的なアレコレ>


・初めてZ版バイオハザードを買いました(今までいつもD版買ってた。怖いので…)

感想:「ゆび!!? ……右手ェ!!???」

初めてのZ版、すごい衝撃でした(笑)
イーサンの体験をより味わうならZ版の方が絶対おすすめできる。
でも右手切断後に回復薬ぶっかけてくっついたのはめっちゃ笑ったw
あとオルチーナ様に血を吸われて手にフックをぶっ刺された時、リアルの手がピリピリ痺れたように感じた(笑)
VRでもないのに、映像がリアルな一人称視点すごい。



・まだ攻略情報やネタバレは見ないよう気をつけてる。
プレイ自体は2周してるけど、どうせこの先何周もすることになるのでわからない余地を残しておいてる。
オルチーナ様やエンディング、デュークの考察とかめちゃくちゃ見たいけど、とりあえず限界が来るまではひとりでゲームしときます。
今は3周目で難易度HARD挑戦中。
マーセナリーズは全然できる気がしないけど、SSランクで解放されるライトセーバー欲しすぎる。もう有料DLCでいいからください(低いこころざし)



・いまだわからない楽器職人の家にあるカレンダー。
1600,25Leiと、うっすら書かれている08.10.03。
2003年10月8日に16万25Lei? なにこれ??
まだ書類コンプリートに一個届いてなくて、RE NETの記録を見るとどうやら後半の村で取り逃がしてるっぽいので、コレが実にあやしいんだけどマジでわからん……でもギリギリまで自分で解く……わからん……



・Sognoのピアノ曲をリアル世界で練習してます(笑)
ゲーム中のピアノに置かれている楽譜は2ページまでしかないんだけど、最後まで補完した楽譜をこちらの動画で弾いていて、さらにはPDFも置いてくれている。ありがてぇ…!
そんな訳で十数年ぶりにピアノを練習してます(無理)
しかし良いのだ弾けなくても……あのドミトレスク城の在りし日に流れていたであろう曲を練習してるこの時間が愛おしいから……(ヘタだけど普通に楽しいですw)



・ヴィレッジのおかげでバイオハザードがますます好きになりました。
ホラーゲームはバイオハザード(0〜3、7)しかプレイしたことがないので他と比較はしてないけど、ゾンビがただの生ける屍ファンタジーじゃなくて、生物兵器を開発してる製薬会社が作り出したT-ウィルスの感染体だとか、科学をぶつけて説明してくるところがすごく好きだなと改めて思った。
たとえその説明が科学的にありえなくて無理矢理であっても、ただのファンタジーで話を終わらせるんじゃなく説明しようとする姿勢が好きだ。
ホラーの原因がファンタジーだとどうしようもないけど、ストーリーを進めて原因や置かれてる状況がわかっていくと少しずつ勇気が出てくる。
それを体験できるのがバイオの良いとこだなと思った。まあヴィレッジは割とパパ無双かもしれないが…笑





・今回も薬師と一緒にプレイしてもらったので、プレイ動画を作りました。#12で完結。
虫屋が叫んでて声がうっるさいです。あとZ版なので18歳以上のみ。
ほんとに虫屋のビビリが昔に比べたらかなり治った。成長するもんだな…





<終わり>


そんな訳で、ヴィレッジめちゃくちゃおもしろかった!まだまだ宇宙一のパパ目指すぞ!
追加DLCも楽しみです。どうかオルチーナ様&三姉妹と四貴族がきますよーに!